ペイトのすすす。

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日本画用だけど水彩にもベストマッチ!名村大成堂 雅心東紅をレビューするよ


こんにちは。しんせつなペイト(@sinsetunapeito)です。


最近静かに自分の中で筆ブームが起こっています。


というのも、普段はラファエルのコリンスキーを使っているのですが、長く使ってきたので他の筆も気になり始めまして…


新たな描き心地を求め、色々試してみようと思っているところになります。


なので、おすすめがあったら教えてください❤


さて、そんな筆ジプシーことペイトがご紹介する筆は、名村大成堂の雅心東紅になります。


3~4年前?に買ったのですが、その当時は日本画の筆の柔らかさが自分にしっくりこず…;


ず~っと置きっぱなしにしていたのですが、先日もご紹介したLEATHER VILLAGEの紙に使ってみたところ、思ってた以上に使いやすいことに気づきました…!
sinsetunapeito.com


特選東紅の知名度に隠れがちな雅心東紅ですが、この筆ならではの良さがありますので、ぜひお付き合いください~!


名村大成堂 雅心東紅について


雅心東紅は、イタチ毛が芯になってその周りを羊毛が覆っている筆になります。そのため、程よいコシと水含みの良さ、両方を兼ね備えています。


先程名前をちらっと出した特選東紅の廉価版という立ち位置で、特選東紅の方が良い毛を使っているため価格が高いみたいです。


もともと、雅心東紅と特選東紅であまり価格差はなかった(小サイズで400円程度)のですが、価格改定により差が1,000円以上になってしまいました…


サイズは小・中・大の3種類で、価格はそれぞれ下記の通り。ペイトは小を持っていて、はがきサイズくらいの紙に使うのであれば小~中くらいがちょうど良いかなと思います。

小 ¥1,600+税

中 ¥1,800+税

大 ¥2,000+税


コリンスキーと描き比べてみた


ラファエルのコリンスキー5号がちょうど同じくらいのサイズだったので、描き比べてみました。


↓こちらが雅心東紅を使ったもの。


↓こちらはコリンスキーです。


特筆すべき点として挙げたいのが毛先のシャープさ!


同じくらいの力加減で描いていますが、雅心東紅は線の入り・抜きがとても鋭いです。髪の毛など、細い流線型を表現するときにこのシャープさがとても頼もしいです。



筆先を比べてみると、一目瞭然ですね。雅心東紅のほうがシュッとしたフォルム。



毛先をよ~~~~~~~く見るとわかるのですが、一本だけ毛が0.5mmくらい飛び出しているんです。おそらくこの一本の毛が、線の鋭さを生み出しているのでは…と思います。



かといって、シャープなだけかというとそうでも無く、広い面もさっと塗ることができます。まさにオールラウンダーな筆!



こちらのイラストも、触覚やホワイトの部分以外は雅心東紅を使っています。


筆運びについてはこちらに動画を上げているので、ご覧になってください。太くも、細くも使えている様子がわかるかなと思います^^


まとめ


というわけで、雅心東紅のおすすめポイントをまとめてみました。

  • 程よいコシがあり、かつ水含みも良いため、コリンスキーの様なコシの強い筆に慣れた人でも使いやすい
  • 一本2,000円程度というお手頃な価格
  • 細い線も広い面も塗れるため、筆を持ち替えなくて良い


値段も手頃、コシもほどほどにあり使いやすいので、日本画用の筆を手に取ってみたいけどどれがいいかわからない…という人にオススメです^^


なお、本記事作成にあたってはこちらの公式ツイートをとても参考にさせていただきました◎


微妙な違いがひと目で分かる神構成…!


こちらのツイートを見る限りでは、特選東紅よりも雅心東紅の方がシャープで硬さがあるようです。


使いやすいと感じる硬さ・シャープさは人それぞれだと思いますので、普段どんな筆を使っているか、好みはどんなものなのかを考えた上で購入されると良いですね^^


▼雅心東紅はこちら。


▼特選東紅はこちら。


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